iikááh【転載】

 しかし、私は気付く。自分の積み重なったものの薄さに。普段は碩学的な分厚い仮面を被り、ネット上では演じている。しかしどうだろう。成長曲線が早かっただけで、その分増加の逓減は早く訪れる。やがて、自分と比べ数え切れないほどの体験を持った正常値の人間に追い抜かれるのだから。そして、改めて気づいてしまうのだ。最も衒学的な手段である「書くこと」の機会を、この無限大の広さの砂場を与えられたとき、自分自身の中身が空っぽなことに。そして私は考えるのをやめた。phát cuồngしよう。phát cuồngすれば、こんなくだらない、意味のない舞台から逃れられるのだから。